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やって後悔...NG学習法7選

人は間違いながら正しい方向を見つけるものです。しかし、間違えないに越したことはない。私が先に間違えておきましたので、みなさんは正しい道に突き進んでください。

作成日2026.05.2612 min
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IT好き会計士(仮)

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はじめに:過去の栄光

唐突ですが、最初に少しだけ自分の話をさせてください。

私は中学校3年間、ずっと学年1位を取り続けました。そして高校3年間でも、県内1位を維持してきました。高校は首席で卒業しました。

こう書くと、とても優秀だったと思われるかもしれません。

しかし、これはあくまでも「田舎の話」です。都会の進学校とか中高一貫校なんかに私が入っていたら、よくて下の中、といったところでしょう。

その後、京都大学に進み、さらに東京でさまざまな人と関わるようになりました。そこで無事に「自分はそこまで大したことない」と気づくことができました。実際、大学受験にも会計士試験にも落ちていますし。

記事の信頼性担保のため、ここではあえてこのように書きました。

振り返ると勉強法は非効率だった

しかし、当時を振り返ると、私の勉強法はかなり非効率なものでした。

当時はYouTubeをはじめとする情報発信が、今ほど発達していませんでした。そのため、田舎で世界が完結していた私は、学習法を体系的に理解することができませんでした。結果として、目の前にあるものに手をつけるだけの日々でした。戦略も計画もなく、ただ教師の言うことを盲目的に信じていただけだったのです。

要するに、かなり遠回りをしてしまった、ということです。「もし正しいノウハウを持っていたら、同じ成果をもっと短時間で出せたのではないか」。この後悔は、今でも私の中に残っています。そして、その分もっと人生を充実させられたのではないか、とも思うのです。

そこで本記事では、私が後悔しているNG学習法を7つ、包み隠さず共有します。つまり、今回のお話を皆さんには「反面教師」として活用していただきたいのです。読者の皆さんには、同じ遠回りをしてほしくない。これが本音です。AI時代にアップデートされた学び方の視点も最後に加えていますので、最後までぜひご覧ください!

NG学習法 その1:マーカー塗りつぶし

マーカー勉強法とは

最初に共有するのは、いわゆる「マーカー勉強法」でのミスです。

これは、テキストの重要箇所をマーカーで塗り、赤シートで隠して思い出す、というスタイルです。一問一答形式の参考書でも、よく見られる勉強法ですね。暗記確認の定番手段として、広く普及しています。

私の失敗談

そんな私がやってしまったのは、「とにかく塗りまくる」ということでした。

具体的には、「テストに出たから」「小テストで出たから」という理由で、片っ端からマーカーを引いていったのです。その結果、私の社会のテキストは、まるで戦後の墨塗り教科書のような状態になってしまいました。ひどいページでは、固有名詞の全てにマーカー。助詞とか助動詞しか残ってないような状態でしたね。

なぜ、マーカー塗りつぶしはNGなのか

では、なぜマーカーの塗りつぶしがNGなのでしょうか。

理由は明快です。「すべてを大事にする」ことは、「何も大事にできない」ことと同義だからです。

優先順位が消滅すると、覚えるべき量は無限大に膨らんでいきます。そうなると、赤シートで隠したところで、どこに集中すればいいか分からなくなってしまうのです。私の場合はほぼ全てのワードにマーキングをしたため、1ページの内容を復習するのに20分かかる、なんてこともザラでした。

そもそも、マーカー勉強法の本質は「取捨選択」にあります。「ここだけは絶対に落とせない」という一点集中こそが、効果の源泉なのです。それが崩れた瞬間、マーカーはただの作業に成り下がってしまいます。

改善策

では、当時の私は何に気をつけるべきだったのでしょうか。それは、本当に自分が必要だと感じる箇所だけにマーカーを限定することでしょう。
目安としては、1文に1〜2箇所程度。それ以上引きたくなるようなら、いっそ引かないほうがマシです。マーカーを手に取ったら、「これは赤シートで隠す価値があるか?」と自問するべきだったと思います。

NG学習法 その2:テキストを最初から順番に読む

テキスト順番読みとは

次にご紹介するのは、「テキストを最初から順番に読む」という勉強法です。

これは、テキストの情報を第1ページから律儀に順番にインプットしていくスタイルです。授業の進度に合わせて、その都度新しいページを開いていく、という王道のやり方ですね。

私の失敗談

ご想像のとおり、従順な当時の私はこれを完璧にこなしていました。

たとえば世界史。「先史時代→四大文明→古代帝国」と、授業の進度に合わせて順番に進めていったのです。今のセクションを勉強した後に、世界はどのように変わっていくのか、何が起きるのかを事前に察知せずに、単に単語の暗記に走っていました。

要するに、「授業で習ったところ=今日やる範囲」というルーティンに、ただ乗っかっていただけでした。正直なところ、全体で何ページあるのか、残りどれくらいで一周できるのか、全く把握できていませんでした。

なぜ、最初から順番に読むのはNGなのか

では、なぜ最初から順番に読むのがNGなのでしょうか。理由は3つあります。

1つ目は、「全体像が見えないまま細部に入ってしまう」ことです。テキストにどんな論点があり、何セクションあるのかを把握できていない。つまり、「木を見て森を見ず」の状態で勉強が始まってしまうのです。

2つ目は、「スケジュールの見積もりができない」ことです。全体量が不明なので、いつまでに何を終わらせるかを逆算することができません。

そして3つ目が、「近い目標(短期ゴール)が作れない」ことです。マイルストーンが置けず、ゴールが見えない状態が続くと、モチベーションは確実に削られていきます。結果として、挫折しやすくなってしまうのです。

改善策

では、当時の私はどうすべきだったのでしょうか。答えはシンプルで、「森」を先に把握してから「木」に入る、これに尽きます。

具体的には、以下の3ステップで進めるべきだったと思います。

まずStep1として、目次だけでも先に通読する。どんな論点があり、何セクションあるかを把握するのです。これだけで、全体のロードマップが頭に入ります。

次にStep2として、各セクションのリード文をパラパラと読む。「このセクション・章は何を扱っているのか」が、ざっくり分かるはずです。

そして最後のStep3で、学習スケジュールとマイルストーンを設計する。全体量が見えて初めて、「今週はここまで」という具体的な目標が立てられるのです。マイルストーンがあれば進捗が可視化され、挫折もしにくくなります。

NG学習法 その3:テキストと問題集の一方通行

一方通行学習とは

3つ目は、「テキストと問題集の一方通行」でのミスです。

これは、テキストの1セクションを丸ごとインプットしてから、ようやく問題集や過去問に取り組むスタイルです。インプット完了→アウトプット開始という一方向の流れになっているのが特徴です。

私の失敗談

ここでも私はやらかしてしまいました。学校の授業スタイル(テキスト→問題集)を、そのまま自習に持ち込んでしまったのです。

数学の三角関数での失敗を例にご説明します。

当時の私は、sin・cos・tanは関連概念だからと、3つまとめてテキストをインプットしました。しかも、公式の暗記だけではなく、自分で公式を導けるレベルまで丁寧に時間をかけたのです。最初のインプットにかなりの時間を使った記憶があります。

ところが、いざ計算問題に進んでみると、こんな事実が判明しました。実際の受験レベルでは、「公式を導ける深さ」までは不要だったのです(東大の試験では公式の導出自体がテーマになったようですが)。つまり、テキストで費やした時間の大半が、「問題を解く上では」無駄になってしまったのです。

なぜ、一方通行学習はNGなのか

では、なぜ一方通行学習がNGなのでしょうか。

それは、「要求水準」を知らないままインプットすると、深度を誤ってしまうからです。問題集や過去問を見て、初めて「どのレベルまで理解すればいいか」が分かります。それを知らずにテキストを読んでも、濃淡をつけることができません。

その結果、必要以上に深いところを掘ってしまい、肝心な部分が手薄になります。テキストの細部に時間を使うあまり、問題で問われる論点への準備が不足するのです。私の三角関数のケースは、まさにこれでした。

改善策

では、当時の私はどうすべきだったのでしょうか。具体的には、前項(NG その2)の改善策も踏まえつつ、以下の順番で進めるべきだったと思います。

まずStep1で、テキスト全体をざっくり把握する。目次やリード文で「何が書かれているか」の地図を、頭に入れておくのです。

次にStep2では、問題集や過去問に先に手をつけ、「要求水準」を測る。この時点で解けなくて当然です。全然できなくても、何の問題もありません。目的はただひとつ、「どのレベルの問題が出るのか」を察知することだからです。

そして最後のStep3で、要求水準を把握した状態で、テキスト本文をインプットする。「この問題を解くために、何をどこまで理解すればいいか」が見えていれば、必要な箇所に集中でき、不要な細部はスキップできます。つまり、濃淡をつけた読み方ができるようになるのです。

NG学習法 その4:フィードバックを受けない

フィードバック回避とは

4つ目は、「恥じらいでフィードバックを受けない」というミスです。

要するに、「添削される・間違いを指摘される」のが恥ずかしくて、第三者の視点を入れない、ということです。正直に言いますと、これは7つのNG学習法の中で、私が「最もやってはいけない」と思っているものです。

私の失敗談

恥ずかしながら、私はこの罠に深くハマっていました。

自分が一生懸命書いたものを否定されることに、強い抵抗感があったのです。たとえば国語の授業では、席を巡回してくる先生に書いた文章を見られないよう、腕で隠していました。今思えば滑稽な姿ですよね。ときには「まだ考え中です」と装って、意図的に白紙の状態を続けることまでありました。

保身に走ってしまう田舎気質が、つい出てしまったのだと思います。今振り返ると、本当にもったいなかったと感じます。

なぜ、フィードバック回避はNGなのか

では、なぜフィードバック回避がNGなのでしょうか。

理由は明確です。フィードバックなき学習は、「閉じた系」だからです。自分の思い込みの中だけで完結すると、誤った理解が修正されないまま積み上がっていきます。長期的に見れば、フィードバックは必ず自分のためになります。そして、これは勉強だけの話ではありません。社会人になってからも、まったく同じ構造が続くのです。

特に、国語の論述・社会の記述・英作文といったアウトプット系の学習は、自分だけでは正誤判断がつきません。「これで伝わっているか」「この論理は正しいか」は、客観的な視点なしには検証できないからです。つまり、自己採点には限界があるのです。自分の文章や思考の死角は、自分では見えません。

改善策

では、当時の私はどうすべきだったのでしょうか。これはスキルや手法で解決できる問題ではありません。必要なのは、ただひとつ。腹を据えて、フィードバックをもらいに行く覚悟を持つことだけです。

心理的に楽にしてくれる特効薬はありません。最初のうちは歯を食いしばるしかないのです。とはいえ、一度勇気を出して受け取り続ければ、フィードバックをもらうこと自体に、必ず慣れていきます。

そして、この苦しみを超えた先には、必ず明るい未来が待っています。なぜなら、フィードバックを避ける人が多いからこそ、それを受け取れる人は少数派になれるからです。勇気を持ったその瞬間、あなたはその他大勢と差別化できます。

NG学習法 その5:問題ごとにグラデーションをつけない

均等復習とは

5つ目は、「問題ごとにグラデーションをつけない」というミスです。

つまり、演習問題を解いたあと、出来・不出来に関わらず、全問題を均等に繰り返してしまうということです。「完璧に解けた問題」も「全く分からなかった問題」も、同じ回数・同じ頻度で復習する。これがアウトです。

私の失敗談

私の場合、自分の暗記に自信が持てませんでした。「本当に覚えているのか?」という不安から、全問を最初からなぞっていたのです。

定期テストの範囲が「演習問題集のページ数」で指定されていたため、そのページを全部繰り返すことが正しいと、思い込んでいたんですね。実際、定期テストではその勉強法でうまくいきましたし。だから「演習をとにかくすることが王道なんだ!」と思い込み、ほぼ完璧に解ける問題でも、範囲だからと律儀に何周も繰り返していました。

しかし、今思うとこれも深く反省しています。

なぜ、均等な復習はNGなのか

では、なぜ均等な復習がNGなのでしょうか。

理由はシンプルです。「理解済みの問題」に時間を使うほど、「未理解の問題」に充てる時間が削られるからです。時間は有限です。全問を均等に扱えば、弱点の補強に充てる時間は消えていきます。

そもそも勉強の目的は、「全問題を何度もこなすこと」ではありません。「できない問題をできるようにし、得点を最大化すること」のはずです。手段と目的がすり替わっている状態、と言えるでしょう。

改善策

では、当時の私はどうすべきだったのでしょうか。具体的には、4段階評価で復習頻度を調整するべきだったと思います。今の私なら、このように各問題を4つに仕分けしますね。

レベル状態復習頻度
A完璧・迷いなく正解ほぼ不要(直前に軽く確認)
B正解したがやや不安数日後にもう一度
C時間をかけてなんとか正解翌日+数日後に繰り返す
D間違い・全く分からない翌日・3日後・1週間後と集中的に

肝心なのは、C,Dに時間を集中投下し、AとBへ格上げしていくことです。

なお、この発想は、実は暗記アプリ(Anki等)の仕組みとまったく同じ原理です。気になる方はこちらの記事もぜひ。

暗記だけならAnkiが最強!しかし注意点も

NG学習法 その6:まとめノートを作る

まとめノート作成とは

6つ目は、「まとめノートを作る」というミスです。

これは、テキストの内容をルーズリーフ等にきれいに書き写し、「自分だけのまとめノート」を作るスタイルです。重要箇所にはカラーやハイライトを入れて、自分専用のテキストを作る感じですね。

私の失敗談

中学時代の私は、英語や社会のテキストをルーズリーフにリライトする「まとめノート」を、それはもう熱心に作っていました。

重要だと思ったところは赤ボールペンで記入し、後で赤シートで隠せるよう工夫もしていました。お気づきかもしれませんが、これはNG学習法 その1(マーカー塗りつぶし)とも発想が重なります。作業としての達成感がとにかく高くて、どんどん沼にはまっていきました。当時は1冊作り上げるのに何十時間も費やしていた記憶があります。

学校で正しい勉強法を教わることもなく、独学でやっていたため、「やってる感が出るもの」に引き寄せられていました。正直、自分の黒歴史の中でも、ワースト級の勉強法です。

なぜ、まとめノート作成はNGなのか

では、なぜまとめノート作成がNGなのでしょうか。理由は主に2つあります。

1つ目は、書き写しが「理解」ではなく「作業」だからです。きれいにまとめることに頭のリソースが使われ、(少なくとも私は)内容の理解が追いつきません。手は動かしているものの、脳は受動的なままです。

2つ目は、テキスト自体がすでに「まとめノート」だという事実です。プロが時間をかけて設計した構成や説明を、わざわざ自分で再作成するのは二度手間です(なお、AIを駆使してデジタルノートを作る、という手段はありますが、ここでは一旦度外視します)。まとめノートを作る時間があるなら、問題演習や復習に使ったほうが、圧倒的に効率的なのです。

改善策

では、当時の私はどうすべきだったのでしょうか。これに対する答えはとてもシンプルです。

まとめノートは作らない。その時間を演習に回す。これ以上でもこれ以下でもありません。

その代わりに、テキスト本体に直接書き込んでいくべきです。
気づいたこと、理解の補足、間違えた理由などを、テキストの余白にどんどん書く。問題演習で引っかかった箇所も、該当ページに書き込んでおきます。

そうすることで、テキストは「自分の思考の痕跡が積み重なった、最強のまとめノート」へと進化していきます。すべての情報が1冊に集約されるので、復習時も参照先が分散しません。一石二鳥どころか、三鳥にも四鳥にもなるのです。

NG学習法 その7:AIに聞かない

※ ここまでの6つとは異なり、「過去の失敗」ではなく「今後やらないと損」という、前向きな追加項目です。AI時代の学びへのアップデートとして位置づけています。

AIを使わない勉強とは

最後の7つ目は、「AIに聞かない」というミスです。

疑問が生じてもAIに聞かず、モヤモヤしたまま勉強を続ける。あるいは、そもそも「AIを使って勉強する」という発想自体がない。これが現代における大きな機会損失です。

なぜ、AIに聞かないのはNGなのか

では、なぜAIに聞かないのがNGなのでしょうか。使う・使わないで差が開く理由を、2つの観点からお話しします。

まず1つ目は、「AIが勝手にテキストの行間を読み解いてくれる」ので、理解の深さが変わるという点です。

同じテキストを読んでも、AIと対話しながら学ぶ人と、ただ読み流すだけの人とでは、定着度に大きな差が出ます。なぜなら、AIは行間の補完をしてくれるからです。テキストに書いてある事実だけでなく、「なぜそうなっているのか」という背景や理由まで説明してくれるのです。

しかも、自分のレベルに合った説明を引き出せます。「もっと分かりやすく」とか「なんで?」と追加で指示するだけで、AIはどんどん噛み砕いてくれます。完全に納得いくまで付き合ってくれる、いわば無限の対話が可能なのです。

そして2つ目が、「質問のハードルがゼロ」だという点です。

以前であれば、「先生に質問して初めて得られた情報」が、今や誰でも簡単に手に入る時代です。説明の前提、示唆、暗黙の文脈まで、AIは読み解いてくれます。しかも先生への質問とは違って、AIは24時間・何度でも・どんな初歩的な質問にも答えてくれるのです。そこにためらいは一切不要です。日本人にとってはこの学習法は結構なブレイクスルーになるのでは、と私は考えています。

ここで、NG学習法 その4(恥じらいでフィードバックを受けない)の問題はAIで完全に解決できるのでは?と思う方もいるかもしれません。
個人的には、AIは人間からのフィードバックを完全に代替できるとは思っていません。確かにAIの知能は人間のそれを凌駕していますが、伝わり方やニュアンスの細部については、やはり人間の目が欲しいところであると考えています。結局あなたの答案を採点するのは人間ですからね。だからこそ、AIは補完的な存在として活用するのがベストではないでしょうか。

改善策

では、これからの私たちはどうすべきでしょうか。まずは「どのAIを使うか」、そして「どう活用するか」の2点を押さえておきましょう。

「で、結局どのAIを使えばいいの?」という疑問には、こうお答えします。Claude・ChatGPT・Geminiあたりを使っておけば、まず間違いありません。

さらに活用のコツも少しだけお伝えします。さきほど述べたように、「〇〇の意味が分からない」→「なんで?もっと簡単に」と、連鎖的に深掘りしていくスタイルがおすすめです。さらにもう1つ。自分の理解をAIに説明して、「これで合ってる?」と確認させる方法もおすすめです。アウトプット学習として、非常に効果的です。

まとめ:NG勉強法を4つに体系化する

ここまで、7つのNG学習法を振り返ってきました。それでは最後に、全体を整理していきましょう。

一見バラバラに見える7つのNG学習法ですが、実は4つの「罠」に分類できます。

① 「やった感」で満足してしまう勉強(NG その1・その6)

マーカーで塗りつぶす。まとめノートを作る。どちらも「やっている感」が強烈です。しかし、勉強した気になっているだけで、実力はほとんど伸びていません。「作業した」と「理解した」は、まったく別の次元なのです。

② 木を見て、森を見ない勉強(NG その2・その3)

テキストを最初から順番に読む。インプットがすべて終わってから、ようやくアウトプットに移る。全体像を把握しないまま、ひたすら目の前をこなし続けてしまう。たとえるなら、地図を持たずに航海に出る感じでしょうか。

③ 第三者の視点を入れない勉強(NG その4・その7)

フィードバックを恥じて避ける。AIにも聞かない。自分の中だけで完結する学習は、いわば「閉じた系」です。外からの視点が入らなければ、自分の誤りには気づけないままです。

④ 濃淡をつけない勉強(NG その5)

できる問題も、できない問題も、同じ頻度で繰り返してしまう。時間は有限なのに、使い方は均一になっている。そのぶん、本来補強すべき弱点への時間が、削られていきます。

「正しい勉強法」と思いこんでいた

私は冒頭で、「中学・高校と学年1位・県内1位を継続した」とお伝えしました。それっぽい響きなので、「受験には苦労しなかったのだろうな」と思われた方もいるかもしれません。

しかし、ここで正直に打ち明けたいことがあります。

私は、大学受験に失敗しています。

失敗の理由は、もちろん複雑です。一側面だけで語るのは、大雑把すぎることも十分わかっています。ただ、あえてシンプルに分析するなら――こういうことだと思っています。

私のNG学習法は、定期テストには通用した。しかし、大学受験には通用しなかった。

定期テストは、いわば短期決戦です。範囲が決まっていて、繰り返せば点数が取れる。「やった感」のあるマーカーも、まとめノートも、そういう文脈ではそれなりに機能してしまうのです。だからこそ、長年気づくことができませんでした。

ところが、大学受験は違います。

長期的な計画を立てる。弱点を分析する。学習戦略を設計する。受験は、いわば「学習のマネジメント能力」が問われる戦いでもあるのです。そして私は、それを持っていませんでした。

「定期テストで成績が出るのだから、受験もうまくいくだろう」――そう信じていました。しかし、それは完全な誤りでした。定期テストと大学受験では、戦い方がまるで違うのです。気づいたときには、もう取り返しのつかないところまで来ていました。

定期テスト向けの勉強と、資格試験向けの勉強は違います。英語の日常会話を身につける勉強と、TOEICで高得点を狙う勉強も、また違います。
今日から、たった一つだけでかまいません。何か一つ、変えてみてください。一つ変えた明日の自分は、今日とは少しだけ違うはずです。

そして、最後にもう一つだけ。個人的に気になっているニュースについて、触れさせてください。

最近、AIが東京大学・理科三類の合格水準に達した、というニュースが話題になりました。学習という営みに対して、私たち人間がどう向き合うか。いま、私たちのラーニングそのものが変わり始めています。

このテーマについては、私なりの現時点での考えを、また別の機会に書けたらと思います。

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