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#勉強#会計士#システム

本シリーズの概要

大ボリュームとなる本シリーズ。その全体像をお示しします。

作成日2026.06.108 min
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IT好き会計士(仮)

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このサイトは、IT好きの会計士(仮)が0から制作し、運営しているブログです。自身の考えや挑戦を記録する実験場として運営していきます。以下のようなものに関心のあるファイナンス人材(会計士/税理士等)と繋がりたいです!お気軽にご連絡ください!なお、公認会計士本登録は済んでおりません。ご留意ください。

早稲田→京大公認会計士協会準会員都内勤務NISA/iDeCo受験失敗GAS/VBATypeScript/Next.jsClaude CodeNotionMLBボードゲーム

本シリーズの前提

本シリーズは、私が公認会計士試験を突破するまでに、どのような勉強をし、何を考えてきたのかを書き記した、個人の体験談です。私なりに苦しみ、試行錯誤してきたので、誰かのお役に立てるのではないか、と考えて、書き記すことにしました。

なお、ここで紹介するシステムは、論文式試験(二次試験)に比較的特化しています。もちろん、一次試験に転用できる部分も含みますが、全てが転用可能な考え方ではないことをご了承ください。

なぜ今、「システム」なのか?

理論は、すでにそこにある

いきなりですが、みなさんは「効果的な学習方法」と聞いて、何を思い浮かべますか?私は、おおよそ次のような項目に収束するのではないか、と考えています。

  • ポモドーロ・テクニック(25分集中+5分休憩のセットを繰り返す)
  • 分散学習(忘却曲線に沿った反復復習)
  • アウトプット重視(想起練習、人に教える)
  • 適切な休息(睡眠、運動、食べ過ぎない、仮眠)

これらは、私がこれまで読んできた数多くの書籍でも、共通して語られている内容です。そして、科学的にも効果が実証されているようです。つまり、学習理論はある意味で「コモディティ化」している、と言えるのではないでしょうか。

これまで読んできた、学習法関連の書籍たち

欠けているのは「実装」の方法論

しかし、ここで一つの疑問が浮かびます。 理論は知っているのに、なぜ実践できないのか? という疑問です。

たとえば、「分散学習が大事」と頭では分かっていても、膨大な試験範囲の中で、具体的にいつ、何を復習すればいいのか。その管理コストに圧倒されて、結局は分散の間隔を"感覚"的に決めてしまい、非効率な学習に戻ってしまう。そんな経験はないでしょうか。

理想論としての「あるべき姿」と、泥臭い「日々の実践」。この間には、驚くほど深く広いギャップが横たわっています。これは、周りを見て私が常々感じるところです。

競争優位性は「仕組み化」から生まれるという仮説

特に、資格試験のような相対評価の競争では、単に理論を知っているだけでは武器になりません。誰もが知っている内容は、論理的に考えて、それ自体がアドバンテージになりえないからです。

では、競争優位性の源泉はどこにあるのか。それは、 「理論を自分自身の学習にどう体系的に落とし込むか」 という実装力にあると私は考えています。

他者が「なんとなく」勉強している間に、自分は緻密に設計されたシステムの上で、淡々と努力を積み重ねる。この「仕組みの差」こそが、合否を分ける決定的な要因になる。私はそう考えています。

本シリーズが提示するもの

そこで本シリーズでは、私が公認会計士試験(論文式)のために構築した「学習管理システム」の全貌を公開します。

これは、単なる合格体験記ではなく、学習理論をデジタルツールや目標設計によって「実際に回るシステム」へと昇華させた、一つの具体的な実装例です。

そのため、「どのテキストを選ぶべきか」「各科目をどう勉強すべきか」といった、一般的な(会計士試験の)合格ノウハウを期待している方には、少しずれた内容になるかもしれません。その点は事前にご承知おきください。

対象読者

本シリーズは、学習効率を最大化したいと願うすべての方に向けたものです。なかでも、特に次のような方に有益だと考えています。

  • 学習管理でパフォーマンスを上げたい方:会計士試験に限らず、あらゆる学習に応用できる考え方を提示します。
  • 試験まで時間的猶予がある方:システムの導入には初期コストがかかります。そのため、直前期の方にはおすすめしません。
  • デジタル・アナログを問わず「仕組み」に興味がある方:ツールはあくまで手段です。本質的な考え方は、紙のノートでも再現できます。

シリーズ構成

本シリーズは、次の構成で順次公開していきます。

第一部:設計思想

1. なぜ管理したのか(動機・背景・失敗談)

  • 無策による必然的な敗北と、凡人としての戦略
  • 管理好きという自分の「性(さが)」の発見

2. 受験のKPI設計

  • 学習を「インプット」と「アウトプット」の2軸で数値化する
  • 単なる勉強時間ではなく、合格との相関が高い指標を追いかける

第二部:実装詳細

3. インプットKPIシステム

  • API連携による学習履歴の自動取得と可視化

4. アウトプットKPIシステム

  • 答練・模試の成績管理と、平均点乖離の分析

5. 学習そのもののシステム化

  • 赤シートのデジタル化と、論点データベースの構築
  • 脳内ネットワークを再現する、論点の有機的な結合

第三部:実戦と統合

6. 本試験対策システム

  • 演習中の思考ログ記録と、感想戦への接続
  • 「地雷問題」を避けるための難易度分析
  • あえて自分に「デバフ」をかける、高負荷トレーニングの設計

7. 全体統合と実際の運用

  • すべてのシステムを有機的に連携させ、日々のルーティンに落とし込む

第四部:振り返り

8. 反省(しくじり共有)

  • 失敗したKPI、役に立たなかった分析、無駄だった作業

9. Appendix(一次試験専用のお話)

  • マークシート特有の「運ゲー」要素への対処法

筆者の背景

なお、本シリーズは匿名での公開のため、信頼性に欠ける部分があるかもしれません。そこで、一定の透明性を保つために、参考までに筆者の背景を記しておきます。なお、本論の内容とは直接関係ありませんので、あくまで参考程度にご覧ください。

  • 京都大学 経済学部出身
  • 受験歴:
    • 大学3年時に、9ヶ月の準備で初受験するも不合格
    • 一度は就職活動を経験するも、「やはり会計士として生きたい」と再決意
    • 2024年12月 短答式試験 合格
    • 2025年8月 論文式試験 合格

使用ツール

本システムでは、次のデジタルツールを活用しています。

  • Google Apps Script(プログラミング言語)
  • Notion(API利用含む)
  • Google スプレッドシート
  • 生成AI(ChatGPT / Claude)
  • Miro(ホワイトボードツール)

業務でこれらのツールに触れている社会人の方にとっては、そのスキルを学習管理に転用する、良い事例になると思います。

一方で、学生の方やツールに馴染みのない方には、少しハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、重要なのはツールそのものではありません。「その仕組みで何を解決しようとしたか」という設計思想です。ですので、「この機能は紙のノートならどう実現できるか?」といった視点で読み進めてみてください。

自分だけのスタイルを、試行錯誤しながら作り上げること。それこそが、誰にも真似できない強力な競争優位性になります。

なお、本シリーズでは、各ツールの役割と活用方法に焦点を当てています。そのため、セットアップ手順やコードの詳細は省略しました。技術的な実装に関心がある方が多いようであれば、別途、実装ガイドを作成する予定です。

おわりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

繰り返しになりますが、本シリーズでお伝えしたいのは、特定のツールの使い方ではありません。「やりたいことを、自分自身の学習にどう落とし込み、実現させるか」 という、その一点に尽きます。ですので、私のやり方をそっくり真似する必要はまったくありません。

むしろ、大切なのはその逆です。本シリーズを一つのたたき台として、みなさんが 「自分なら、ここをこう変える」 と考えはじめてくれること。そうやって試行錯誤を重ねた先にこそ、誰にも真似できない、自分だけの仕組みが立ち上がってきます。

そして、その積み重ねは、きっと試験本番だけのものでは終わりません。「自分の学びを、自分で設計する」という感覚は、合格したあとも、長く支えになってくれるはずです。

このシリーズが、みなさん自身の学習スタイルを振り返る、その小さなきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

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